
総領事が大阪国際交流センター主催 第4回「アジアの隣人を知ろう」セミナーにて「タイと日本の友好のために」をテーマに講演を行った。約50名の参加者にタイと日本の友好関係の古く長い歴史や昨年の日タイ修好120周年、また日タイ経済連携協定発効後の経済的結びつきの行方など今後について語った。講演終了後の質疑応答では参加者から様々な質問を受け、懇親を深めた。以下にその質問の一部を紹介する。

Q(男性):近隣諸国が植民地化された中、タイだけが植民地化を間逃れたのはなぜだと思いますか。
A:地理的な立地を含め様々な要因が重なっているとは思います。しかしながら当時の国王がタイを近代化、西洋やその他諸外国に対する理解を深めようと努められたことが大いに影響しているといえると思います。西洋諸国の要求に領土の一部を譲渡するなどの策で応じたことも独立を守れた要因のひとつだと思います。
Q(男性):総領事の名前の由来やアユタヤ王朝とインドとのかかわりなどがあれば教えてください。
A: (名前の由来について説明。)インドはタイの語源や宗教に非常に大きくかかわりを持っています。その他、特にラーマヤーナ(Ramayana)叙事詩をの伝来などでかかわりが深いと思います。
Q(女性):北京オリンピックでの金メダル期待競技は何ですか。
A:ボクシングと重量挙げに期待しています。Southeast Asian Games (東南アジア大会)やAsian Games (アジア大会)などではタイはまずまずの成績を残しているのですが、やはり世界の壁はまだまだ厚いと思います。先日の対日サッカー戦などもタイのほうがサッカーの歴史は80年にも及び、古いにもかかわらず残念な結果となってしまいました。背景には日本のJリーグのようなプロのリーグが存在しないことなどがあるのかもしれません。
Q(男性):熱帯雨林・森林伐採についてタイはどのような対策をとっていますか。
A:タイは以前はチーク材を大量に輸出しておりました。しかしながら10年ほど前からタイ政府は特に北部における森林再生に力を注ぎ、ダムの建設も現在は禁止し、近年地球温暖化や、その他環境問題は国民の関心を集めています。
Q(男性):タイ人留学生の現況についてお聞かせください。
A:日本で最新の科学技術などを学びたいと思っている学生は多数いますし、日本に留学経験のある官僚など公に活躍する人も多数います。しかし、日本には英語のカリキュラムを導入している大学などがまだまだ少なく、そういった意味からも北米を含む英語圏へ留学する学生の方が多いと思います。また、日本は非常に学費も生活費も高いということが学生にとっては一番の難点ではないでしょうか。
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