2022年3月22日、クリット・タンカナラット総領事が大阪市環境局の理事兼エネルギー政策室長の堀井久司氏と二国間クレジット制度（Joint Crediting Mechanism: JCM）の下でタイの脱炭素社会形成に向けたタイと大阪市の協力強化について意見交換をし、タイ王国東部経済回廊事務局（EEC）と大阪市との都市間協力を支援する意思を示しました。タイ王国東部経済回廊事務局（EEC）と大阪市は、2022年2月24日にクリーン・エネルギー関連の技術移転および脱炭素社会形成に関する協力を目的とした覚書を締結しました。この協力は、タイが推進しているタイランド4.0およびBCG (Bio-Circular-Green)モデルの経済政策に沿ったものです。
　タイと日本は、2015年からJCMプロジェクトの下で協力しています。このプロジェクトにより、タイにおける二酸化炭素排出量の削減に貢献する日本企業は、日本政府から恩典を受けられます。また、日本からタイへ技術移転を推進する他、両者がカーボンクレジットを受けられるというメリットもあります。